第二次世界大戦後

今浮気調査を行っている探偵や興信所の起源は明治時代といわれています。当時は銀行などが融資をする際に企業の信頼問題を調べるために設立されていました。それが大きく変わったのが、第二次世界大戦後です。

戦争では多くの人が被災し、家族や親族がどこにいるのか行方が分からなくなって困っている人が大勢いました。そのほかにも負債者の捜査や土地の権利などを調べるなどの個人の依頼が増加しました。そう言った個人の人探しの依頼が増えたのがきっかけで、興信所仕事の幅が広がりました。さらに個人の依頼は徐々に形態を変え、結婚前の身辺捜査なども行われるようになりました。

今では恋愛結婚が増え、結婚後の男女問題が発生することも増えました。結婚後の浮気に関しては離婚問題もかかわってくるため、証拠として法的な役割を持ちます。そのためいざというときの切り札として浮気調査をする人が増えています。浮気調査は離婚だけではなく離婚を避けたい人にも有効的です。浮気という離婚原因を作った相手から離婚申し出があった場合、法的な証拠があれば離婚の請求を拒否することができます。自分に対してのお守りとして持ち続ける人もいます。浮気調査は今後の自分の人生を大きく左右する大事な証拠です。

結婚前の調査

今結婚をする人の多くは恋愛結婚となっています。しかし昔から結婚は家と家との結びつきを重視する風習があり、今でもその意識が強い地域もあります。長男は家を継ぐものとして育てられ、両家の家柄を重視した結婚が求められていました。特に女の子の場合は、名家に嫁ぐことで実家の安定や繁栄につながるという政略結婚が多かったです。それは両家の繁栄や存続のためにとても重要なことでした。ただし一度結婚をしたら簡単に離縁するのも難しい時代だったため、結婚前に互いの家の内情をよく調べるということがとても重要でした。

そして江戸時代になると結婚のほとんどはお見合いという形でした。そのため結婚をするにあたり相手の家庭のことを調べるのは当たり前という意識をほとんどの人が持っていました。結婚の当事者の両親が聞き合わせを行い、出生や実家周辺で家族の評判などを近所の人などに聞き判断していました。何も問題がないと判断した場合、お見合いから結婚へと進んでいきます。このような風習が戦後にお見合い結婚から恋愛結婚になってからも残り、結婚前に相手の素性や家族構成などを調べて結婚後に浮気などのトラブルにならないように対策がとられていました。ここ数年では出会いの場も豊富になり、インターネットや出会い系、SNSなどがきっかけで交際をして結婚をする人もいます。そういった出会いに対して不安を感じる身内が身辺捜査として行ってきました。

浮気調査の原点

芸能人の浮気の問題や身の回りでも浮気に悩む人が増えています。常にそばにいるパートナーに対して浮気の疑惑を抱き続けているのは毎日が苦しく感じるでしょう。そこで真実かどうか確かめるためにも浮気調査を依頼する人がとても増えています。今では需要が多くなり、探偵事務所の依頼のメインが浮気調査ともいわれています。そもそも探偵事務所や興信所はどのぐらい前から存在しているのでしょうか。

初めて興信所ができたのは明治25年の話です。明治時代の日本銀行とその他の銀行がグループで出資して日本で初めての興信所を設立しました。銀行にとって融資先の情報を得ることはとても重要です。そのため企業の信用調査を主な仕事として興信所が行っていました。戦前までは主に企業に対しての調査しかなく、個人に対しての調査の依頼はほとんどありませんでした。しかし大きな変動が起きたのは、戦後です。終戦宣言後の日本は、戦争で行方が分からなくなってしまった人も多く、興信所では人探しの個人依頼が増えました。さらに焼け野原になってしまったことで様々な記録書が紛失して、土地の権利などを調べる仕事、負債者を探す仕事などが急激に増えました。これを機に個人から依頼も増え、今の探偵事務所のような形態が増えてきました。今でこそ個人の依頼がほとんどですが、原点は企業調査が始まりです。個人依頼のメインは浮気調査ですが、その他にもいじめやストーカーなど現代ならではの問題点に対しての調査も増えています。